昔話の証拠
山の上の池の主だか化け物だかが、洪水を起こし近くの村を沈めて
自分たちの住処を広げようと相談をしていた。崩れない堤にするには
人柱を埋めるしかないが、人間は知らないから安心だなどと笑っていた。
しかし旅の坊さんにそれを聞かれてしまう。
坊さんは逃げようとするんだが、気づいた主達は坊さんを捕まえて
命が惜しければ、誰にもしゃべるなと脅して解放する。
坊さんは逃げようとしたが、次第に村が不憫になり村人にすべてを話してしまう。
大慌てで堤の補強を始めたが、主の言うとおりなら村を守るには人柱を立てるしかない。
村人が悩んでいると坊さん自身が
「私は主との約束を破った為助からないだろう。ならば人柱になってこの村を救いたい」
そう言って自ら人柱になる事を申し出た。堤は完成し村は助かり坊さんは村人によって
祭られた。しかし時がたつにつれてその場所がどこだったのかは忘れられてしまった。
概ねこういった話。
地面を何メートルも掘り進むうち大きな甕が見つかった。
甕の中には人骨が。一緒に僧侶の物らしい持ち物も納められていたらしい。
これは言い伝えにある村を救った僧侶の骨じゃないだろうかということになり
今では下からライトアップして、博物館だかに展示されているそうだ(死)
長々と駄文すいません。こんな話もあるから人柱伝説ってのもあながち
御伽噺じゃないんだろうなと思いまして。
まぁ実際にこんな感動的な事があったのかは分かりませんが。
坊さん、ライトなんかあてられて可哀想だ。それに写真いりだったんで
お化け屋敷に飾ってある骸骨みたいでした・・・。