山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

太郎左衛門

   

526 底名無し沼さん[age] 投稿日:04/08/20 23:36

弟が小学生のときの話です。
蓼科山にサマーキャンプに行ったときの事。
蓼科山には太郎左衛門の伝説がある。
明治時代に地元の湖周辺の集落に太郎左衛門と言う子供がいた。
その子はいじめられっこだった。しかも無痛症だったらしい。
あるとき湖で舟遊びしているとき太郎左衛門は友人に舟から落とされそうになった。
太郎左衛門は船の縁にしがみついた。ところが友人は持っていた小刀で
太郎左衛門の腕を切ってしまったそうな。腕だけ舟に残って太郎左衛門は溺死。
さて、その伝説を蓼科山サマーキャンプの最終日の肝試し前に聞いて、
皆懐中電灯片手に肝試しへ。
大概の子は前座の話にびびってしまい、肝試しルートからすぐに引き返してしまう。
ところが、このキャンプ参加者に「うざがられている」男の子がいた。
彼は肝試しコースをずんずん進み、更にその奥の草むらへ入っていった。
そこには小さな祠があったらしく、なんでも太郎左衛門の祠らしかった。
その夜キャンプ参加者皆で山小屋で寝ていると、
なにやらピタンピタンとぬれた足で歩く音がする。
弟は夜中それに気が付きガクブルしながら布団にもぐっていた。
やがて寝付いたのか夢を見た。太郎左衛門の腕に取り囲まれる夢を。
しかも金縛りにあっていた。
翌日目が覚めると、同室10人のうち4人が同じ体験をしていた。
愕然としながら帰りのバスに乗った。
祠まで行った男の子はバスの一番後ろにいた。
弟と同じ夢を見ていたもう一人の子は前のほうに並んで座っていたが、
バスの中でいやな感じがして後ろを見ると、
祠に行った子の肩に太郎左衛門の手が。。。
ガクブルになって弟が友達に言うと友達も後ろを見た。
その子も同じ物を見た。
その日家に帰ってきた弟は顔面蒼白。理由もなかなか語らず。
1ヶ月かかって少しずつ事の顛末を語りました。
その後も3年ぐらい思い出すたびに本気で怖がっていました。

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