嫁さんの実家の本家の話です。実家の本家とは山奥にある嫁さんの婆様の家のことで、クルマを降りて徒歩で１５分ほど山道を歩くほどの山奥にありました。ちなみに飯田線の秘境駅の近くです。嫁さんの家系は代々女性が長寿で、嫁さんの曾祖母は１０２歳、祖母は１０３歳まで長生きでした（嫁もきっと長生きするはず）。その家には５、６匹のトラネコがいて、どのネコもそっくりで区別がつきません。嫁さん曰く、子供のときからずっとそうだった、、放し飼いで一応、エサはあげているけれど家に居ない（山に行っている）ことも多く、数も増えたり減ったりしていた（？）みたい、、とのことでした。そんなあるとき、、家族にも見分けがつかないその中の１匹にだけ、曾祖母が敬語で話しかけているのを祖母が不思議に思い、なんで１匹にだけ敬語で話すのか？、、と聞いてみると、、大婆様曰く、、”あっちのほうが年上だから”、、との答えだったそうです。
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提供：こま さん
