山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

カランコロン、カランコロン

      2015/07/05

157 : 底名無し沼さん[] 投稿日:04/04/29 15:42

これは作り話ではありません。
本当の話です。

3年ほど前のちょうど今頃、
友達と二人で奥多摩に山登りに出かけた。
仕事を終えてから用意し、出発、
林道に着いたのは12時近かった。

場所を探して日原川を左に見ながら、奥へ
奥へと入って行きました。
林道からは見えるがちょっと奥まった場所へ
テントを張り、ここなら車も歩く人にも
邪魔にはならないだろうと思い。
いつものように、ラーメンを食べ
床に着いた。この日は曇っているせいか、
月も星もなく暗闇で、周りにはだれもいなかった。

少しだけ、うとうとした時に
「カランコロン、カランコロン」
遠くから熊よけの鈴の音が少しずつ近づいてきた

158 : 底名無し沼さん[] 投稿日:04/04/29 15:44

つづきです
今、何時だろうと思い時計を見た。午前2時半だった。
こんな時間からよく歩くよな と思っていた。
音が近づいてくるのはテントの中で寝ていても
よく分かった。

テントの位置から林道までは7、8メートルは
離れていた。
どう聞いても人の歩調のタイミングだ。
「カランコロン、カランコロン」 
音は道側から、わざわざテントの裏側まで歩いてきた。

少し怖くなって、寝袋から半身でて目を開けた。
「 誰だよ うっせーな」 と少し大きめな声で
わざといった。

シーンとした沈黙が30秒ほど続き
また、「カランコロン、カランコロン」
音は林道の方向へ向かった。

少しして何か変だなと、思った。
この暗闇なのにライトなしで普通歩けるかよ?
友達を起こし、まだ、聞こえる音の話をした。
確かに音は人のテンポだった。

友達は基自衛隊員、神経が図太いのか
そのまま寝てしまいました。

159 : 底名無し沼さん[] 投稿日:04/04/29 15:45

最後です
テントから出て確認したいがが、はっきりいって怖い。
俺はズボンをわざとゆっくり履いて
恐る恐るテントのジッパーをあげた。

音は遠ざかったがまだ、聞こえている。
近くに置いてあった車のハイビームをつけた。
見通しはそんなに悪くはない。
しかし、何もいない。本当に何もない。
「カランコロン、カランコロン」
見えないけど、鈴の音は遠ざかって行った。

背筋がぞーと寒くなって、
ち〇ちんの玉がギュイーンて、上がっていく感じが
今でも忘れることができない。

実に不可解な出来事でした。

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出典:http://travel.2ch.net/test/read.cgi/out/1068521711/