山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

遭難

   

141 底名無し沼さん[] 投稿日:04/04/20 23:15

穂高岳近くのキャンプ地で夜中に危うく遭難しそうになりました。
 その一  
山行の2日目、夜に雨と風がものすごく強くなり
ヒュッテのトイレへ行くタイミングをテントの中で今か、今かと
待っていました。
10時頃(山では夜中)、雨が弱くなったので1人でテントを出発しました。
距離は約40、50メートル程で、テント場へ行く道と下へ降りる道があり、
途中1ヶ所直角に曲がる所がありました。
今思えば霧が濃く、ライトで足元がうっすらと見えるくらいだった。
何も考えず、途中までは右側の石垣をつたい、
曲がり角からトイレまでは明かりがもれていたので簡単に着いた。
ところが、用を済ませてトイレを出てから外を見ると白闇、
何も見えない。まさに雲の中にいるように真っ白、
足元もほとんど見えない状態でメガネが曇ったせいでもなかった。
 まあ、テントまではそんなに遠くでもないし、
声を出せば返事をしてくれるだろう、と思ったオイラは馬鹿だった。
来た道を目を凝らしながらもどったつもりだが、
そこが本当に道なのかただの岩肌なのかわからなかった。
何度か行ったり来たり繰り返しているうちに、
ヒュッテの明かりも見えなくなり
テントまでの方角や距離感もわからなくなってしまった。
そういえば立山でも似たような経験があったのに
学習能力の低いオイラにはなんの教訓にもなっていない。
再び風雨が強くなり始めた。当然薄着で出てきている。
どうしよう、このままでは凍死 してしまう。
普通では予測できない状況になること、
Θ そうこれは遭難だ !!Θ
今までにない恐怖とパニックに襲われた。
   リクエストがあれば その二につづく

144 : 底名無し沼さん[] 投稿日:04/04/21 09:19

その二    
〇〇 〇〇 〇〇… ←連れの名前
全身全霊で叫んだが強風下のテントの中では聞こえるはずもない
自分を落ち尽かさなければ、冷静にならなければ 
光も何も見えない、聞こえるのは山をつらぬく空気のおたけびだけ
ヘッドライトの明かりが真っ白で神秘的だ、と一瞬だけ思った。

しかしすごい風だ。標高3000メートル近くでは当たりまえなのか ?
突風で体がなぎ倒されそうになる、
雨が激しく、まるで体を至近距離から小さなエアーガンで連射されているようだ。
5分、10分と時間が過ぎる都度、恐怖が増していった。
まだ死ねない、 死にたくない、死んでたまるか、
気を紛らわすためにメガネを外し、そして指でぬぐった。
それから道らしきところを2歩3歩あるいた時だった
落ち着いていたつもりだが、実は動転していたのだろう。
ああ… がらがらと足元の石がくずれ転落 
体が2 3回ころがった、止まった。
左足を岩にぶつけたのに、手のひらを思いきり着いたのに、
こういう時って痛くないです。

145 : 底名無し沼さん[] 投稿日:04/04/21 09:21

その二 続き
 
目を開けた 
白い光の先に見覚えのある札(テント許可書)が見えたように思えた。
これが良くあるパニックの時などの錯覚かと思った。
今度は這いつくばるような格好でそれに近ずいた。
錯覚ではなく本物のテントだった。

時計をみたら1時間以上過ぎていた。
テントの中に入り、心からHo-とした。
神様、仏様、ご先祖様ありがとうございます。
 と同時に手と足と肩がイテぇー 

助かった 「あまりに遅いから遭難したかと思ったよ」 へへへと言われた。
その純朴で寝ぼけた連れの顔をみて、何故か涙が込み上げてきました。
そうなんです 本当に遭難しそうになりました。
そして2人で笑った。
  
ちなみに、次の日も濃霧で
予定は奥穂→前穂→上高地 の予定でしたが、
ヘタレなオイラは涸沢経由で帰りました。
教訓
  危ない場所で転ぶやつはいない。安全だと思う気持ちの隙に危険は潜んでいる。
  
それと登山板なので一言
こんな状況の時はテントから出ない。
連れがいる場合は必ず一言断ってから出る。
反射板、ライト(発光物)をテントの近く目立つ場所に着ける。

スレ違いかもしれないが、皆さんならこんなばはいはどうしますか?
山へは行かない、 はなしでおながいしまつ。
長文すまそ

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