ホーム > 【恐怖】山にまつわる怖い話し 巻の三【戦慄】 > こんにちは 2015/07/03 869 : 底名無し沼さん[sage] 投稿日:04/10/20 21:25:17 Aさんはまだ登山初心者だった頃、登山道で見知らぬ登山者とすれ違う時には、 「こんにちは」と挨拶するのがマナーだと先輩から教えられました。 最初の頃はけっこう照れながら、「こんにちは」と声をかけていました。 それでも相手から「こんにちは」と挨拶が帰ってくると気持ちのいいものでした。 ある時、友人と二人で悪天候の中、登山を強行していました。 途中で前を歩いていた初老の3人のパーティーに追いついてしまいました。 しばらく前のパーティーのペースで歩いていると、山から降りて来る単独登山者とすれ違いました。 前のパーティーの先頭の人はどうやら「こんにちは」とは言わなかったようでした。 そして2番目の人も何か言ったものの「こんにちは」とは聞こえませんでした。 「はて、何て言ったのかな?」 と気にしながら、3番目の人の言葉に耳を傾けていると、こう聞こえました。 「成仏しろよ」 そして山から降りて来た単独登山者はAさんの前でふっと消えたのでした。 投票 0 1 コメントする 【恐怖】山にまつわる怖い話し 巻の三【戦慄】 登山 出典:http://travel.2ch.net/test/read.cgi/out/1068521711/
「こんにちは」と挨拶するのがマナーだと先輩から教えられました。
最初の頃はけっこう照れながら、「こんにちは」と声をかけていました。
それでも相手から「こんにちは」と挨拶が帰ってくると気持ちのいいものでした。
ある時、友人と二人で悪天候の中、登山を強行していました。
途中で前を歩いていた初老の3人のパーティーに追いついてしまいました。
しばらく前のパーティーのペースで歩いていると、山から降りて来る単独登山者とすれ違いました。
前のパーティーの先頭の人はどうやら「こんにちは」とは言わなかったようでした。
そして2番目の人も何か言ったものの「こんにちは」とは聞こえませんでした。
「はて、何て言ったのかな?」
と気にしながら、3番目の人の言葉に耳を傾けていると、こう聞こえました。
「成仏しろよ」
そして山から降りて来た単独登山者はAさんの前でふっと消えたのでした。