山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

餅が十五個なくなる

      2015/08/17

556雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/01/04 19:00
知り合いの話。

彼の実家では、毎年暮れに餅を搗くのだそうだ。
山奥の田舎ということで、親戚一同集まってかなり大規模におこなうらしい。
ある時、搗いた餅の数を数えていた彼は奇妙なことに気がついた。
いつの間にか、出来上がった餅の数が、十五個ほど少なくなっている。

家の者に言うと、毎年いつものことだと軽くいなされた。
どんなにしっかり管理しても、十五個だけは必ず失くなるのだという。
「我が家には神様がおられるからの」お婆さんはこう言って笑っていた。

本当に神様だったらいいんだけどな。
彼はそう言って肩をすくめていた。

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出典:http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1071631841/