山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

火葬場で番の勤めをしていた時

      2015/12/08

382: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 05/03/13 02:33:45 ID:AedtkMIt0
知り合いの話。

彼のお父さんはその昔、火葬場で番の勤めをしていたそうだ。
専任ではなく持ち回りであったらしい。
火葬場も立派な物ではなく、農作業小屋に毛が生えた程度の物だったという。

番につくようになってから、時折火葬場の裏山でおかしな灯を見るようになった。
揺ら揺らと暗い斜面を一晩中、青白い火の玉らしき物が動いているのだ。
数は定まっておらず、見る度に大きさや個数が違う。
ある時、思い切って先輩役の年寄りにあれは何かと尋ねてみた。

 ありゃ遺恨の火だ。成仏しきれないモンの恨み辛みが燃えてるんだヨ。
 あれが見えたら間もなく里に死人が出るんだ。呼んでるのかもな。

聞いて後、お父さんは山で何が見えても無視するようになった。
現在その火葬場は取り壊され、怪しい火も現れなくなって久しい。

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出典:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1107404112/