山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

カップルが山頂付近の道路脇に車を停めイチャイチャしている時

      2016/12/26

383: 本当にあった怖い名無し 05/01/19 19:42:00 ID:2FMHNX4O0
冬の夜、カップルが夜景を見るために山頂付近の道路脇に車を停めた。
車を降りて佇んでいると、チラチラと雪が降りはじめた。
中に戻ってイチャイチャするうちに、気持ちも体もグングン盛り上がり
結局、車内でスルことに。
シートを倒してハアハアしていると
──コツコツコツ…
ノックのような音がする。
ギョッとして顔を上げて見回すが、窓の外に人影はない。
──コツコツコツ…
どうやら車体の下から聞こえてくるようだ。
男が降りて車の下を懐中電灯で照らしてみたが、何も異常はなかった。
周囲では、本降りになった雪がみるみる路面を白く覆ってゆく。
「気味悪いし、雪が積もると大変だから帰ろうよ~」
という女に対し、ヤル気満々の男は必死の説得。
「サクッと終わらせれば大丈夫だって」
再び女に覆い被さったところで
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!
またもや車体の下から、今度は激しく叩く音が。
「やっぱヤバイって!早く帰ろう!」
男も今度はすぐにエンジンを掛け、車をスタートさせた。
「ちょっと・・・何アレ・・・」
後ろを振り向いた女が声を震わせながら呟いた。
白い雪に覆われた道端、車を停めていた場所だけが
四角く切り取られたように黒いアスファルトが覗いている。
その真ん中で、人の背丈ほどの白い塊が空に向かって伸びていた。
パニクって道を下るカップルを見送るように
バックミラーに写る「それ」はゆらゆらと揺れていたそうだ。

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出典:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1105610395/