宴会の声
441 :本当にあった怖い名無し:04/10/08 18:51:59 ID:il1WWN2o
では一つ。
学生時代に、ある東北の山でキャンプしていた。
けっこうワイルドな連中で、オートキャンプ場とかでなく
川沿いの脇道に入ったところをベースキャンプにして、イワナなど
釣って、火を囲んで骨酒などにしながら宴会をしていたんだが
いつもなら、最後まで飲んでいる後輩が妙に口数少なくて
「俺、もう寝ます」
と言ってさっさと寝てしまった。俺は気にしないで飲んでいたんだが
そのうち、もう一人の先輩も早々と寝てしまった。
妙に思ってたんだが、翌朝聞くと二人とも河原の方から、他の団体が
宴会している声を聞いていたらしい。
最初はさわさわしていて川の音かと思ってたらしいが、「わはは」とか
大きな声で笑う声も聞こえて、絶対に声だったと言っている。
しかし、その河原へは俺たちのいる道以外からは行けないし、それ以外の
場所は切り立っていてとても下れる状況じゃない。
なにより、その二人以外はまったくそんな声は聞こえていなかった。
二人ともヘタレで確かめに行くどころか、言い出す勇気もなくて、早々に
寝てしまったらしい。
一言言ってくれれば、確認に行って、もっと怖い話が出来たかも知れないのにな。
学生時代に、ある東北の山でキャンプしていた。
けっこうワイルドな連中で、オートキャンプ場とかでなく
川沿いの脇道に入ったところをベースキャンプにして、イワナなど
釣って、火を囲んで骨酒などにしながら宴会をしていたんだが
いつもなら、最後まで飲んでいる後輩が妙に口数少なくて
「俺、もう寝ます」
と言ってさっさと寝てしまった。俺は気にしないで飲んでいたんだが
そのうち、もう一人の先輩も早々と寝てしまった。
妙に思ってたんだが、翌朝聞くと二人とも河原の方から、他の団体が
宴会している声を聞いていたらしい。
最初はさわさわしていて川の音かと思ってたらしいが、「わはは」とか
大きな声で笑う声も聞こえて、絶対に声だったと言っている。
しかし、その河原へは俺たちのいる道以外からは行けないし、それ以外の
場所は切り立っていてとても下れる状況じゃない。
なにより、その二人以外はまったくそんな声は聞こえていなかった。
二人ともヘタレで確かめに行くどころか、言い出す勇気もなくて、早々に
寝てしまったらしい。
一言言ってくれれば、確認に行って、もっと怖い話が出来たかも知れないのにな。