見えているがどうしようもない
2016/12/26
以前、何かのCMに出てた山の掃除人、アルピニストの何とかって人が
テレビで話してたことだが・・・。ガイシュツだったらすまぬ。
エベレストとか本格的な登山になると、道中にはたくさんの危険がある。
滑落、雪崩、クレパスとか色々あるが、
滑落では下まで落っこちても、マレに助かっちゃう人がいるそうな。
登山途中、時々だが、そういう人が助けを求めて手を振っているのが
はるか下の方に見えることがあるらしい。
ところが、そこは険しい谷底だったり、ヘリはおろか人も降りていけないような所。
じゃあどうするか。
遭難者がそこにいるのが見えている。必死に助けを求めている。
でも、どうしようもない。
見なかったことにするんだそうである。
必死に手を振っていても、大声で叫んでいても、
気づかなかったことにするんだそうである。助けられないから。
人が生きていて、その姿も見えるのに、見殺しにするしかない。
必死になって手を振っていようが、叫んでいようが、もうそれは「死人」なのだ。
って考えるとものすごくコワかったな。漏れは。
出典:http://hobby5.2ch.net/occult/kako/1084/10843/1084366168.html