山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

小さな酒屋を経営していて配達先に不思議な家がある

      2015/12/09

443: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 05/03/17 00:14:46 ID:+Qol0yxj0
知り合いの話。

彼の実家は小さな酒屋を経営している。彼は専ら配達専門だ。
お得意の配達先に、不思議な家があるのだという。

その家は山の中腹にポツンと一軒だけあって、小口だがちょくちょく注文がある。
それはありがたいのだが、今まで一度も家の主に会ったことがないのだ。
酒の注文は電話でおこなわれる。ボソボソとした男性の声だそうだ。
配達の品は、家の納屋の決まった場所に置いておく。
月末に支払金額を尋ねる電話があると、次の日にはお金が入った封筒が、やはり
納屋の同じ場所に置かれているのだという。
家屋も納屋も綺麗だが埃がかっていて、まるで使われず古くなった新品のような
印象を受けるのだそうだ。

お金はすべて硬貨で構成されており、なぜか乾いた泥がこびり付いた物が多い。
奇妙には思うが、親の代からの付き合いなので、特に気にしてはいないそうだ。

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出典:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1107404112/