山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

宮崎県西臼杵郡日之影町の北、見立谷にお姫山と云う山

      2015/11/04

949: 本当にあった怖い名無し 04/12/24 22:16:30 ID:VKoUETI2
宮崎県西臼杵郡日之影町の北、見立谷にお姫山と云う山がある。
昔、隣の大分県南海部郡宇目村藤河内の老人が、ここで狼を
連れた髪の長いお姫様が通るのを見たという。明治二十年頃の
ことらしい。
山姫は狼のような鋭いおらび(叫び)方をして鳴くという。
また、傾山を中心とした山域には山姫と狼の話は多い。
昭和元年の頃、宇目村木浦の人が山に入って夜撃ちの狩りを
していた折のこと、大切峠から天神原山にかけての篠竹の
笹原の中で潜んでいたところ、急に目の前に十五、六才位の
女の黒い影が現れ、その人に向かって立った。
突然の恐怖に身動きも継ならず、銃を構えることも出来ずに
息を殺していると、忽ちかき消すように消えたという。
丁度明るい月夜のことで、黄色い篠竹の笹原が照り輝いていた
ために、その姿は有りありと今も目前にあるという。

また別のある人は、西の新百姓山で不思議なものに出会っている。
十二、三才の子供ほどの大きさのもので、草の色に紛らわしい
黄緑色をしたもので、人の背丈ほどの笹原の上を歩いて行った
と云う。
日中の出来事で、50m先の木の株に座りながら見ていたが、
まったくこちらには気付いていなかったと云う。

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出典:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1102945918/