山の中から全身黒づくめの巨漢奇声上げて藪から飛び出してきた
2016/03/28
なんとなしに寄って拝んだりしてた。
寺のそばの山が丁度散策によさげな塩梅だったんでちょっと登ってみるかーって
事になってみんなで登った。
 10分くらいで山頂につき、そこでしばし休んだ後、来た獣道をまた戻り始めた。 
 すると急に原が痛くなり便意をモヨオシス!友達にポケットティッシュをもらい 
 野グソをかます事にし、友達らには先に降りてもらった。 
 モリモリと糞をヒり出してケツを拭いて立ち上がった。所要時間は5分くらいだったろうか。 
 友達らは随分と先に行ってしまったのか気配もない。 
 暫く下ると獣道の左側があまり木の生えていない急斜面な事に気付いた。 
 「これを駆け下りれば連中より先に下につけるかもしれない」 
 そう思った俺はトンと斜面を駆けだした。   
「ウヒャァァアアアアアアーー!!」
俺はパニックになり奇声をあげながら宮崎アニメのように斜面を駆け下りた。
 麓に来たが勢いの付いてる俺は止まれない。 
 生い茂った笹のような背の高い草の生えた藪に派手に突っ込んで、藪が開けた 
 ところでなんとか止まった。 
 フウと一息ついて顔をあげると、そこには怯えきった顔をした若い親子連れが・・・。 
 父親らしき人は俺にハサミまで向けてる始末。子供は泣き出すし。 
 そりゃあいきなり山の中から全身黒づくめ(バイク用の皮装備)の巨漢(身長185ある)が 
 奇声上げて藪から飛び出してきたら驚くわな・・・。 
 「怪しい者じゃないです驚かせてすいません」と謝ってそそくさと退散したが 
 あの子供がPTSDになってやしないかと少し心配である。 
というその家族にとっては怖い話でした。