山梨に父親と一緒に登山に行った下りの事
2016/02/05
瑞垣山@山梨に父親と一緒に登山に行った下りの事。ここは山頂付近は
巨大な岩がいくつもあって、ちょっとした鎖場もある。登りで既に疲れていたので
下り初めてすぐに膝に来た。気を付けろよー、先を行く父親の声。
あっ、と思った時は既に遅く、たまたま突き出ていた枯れ枝が腰のベルトに
当たったのに気付かず、前に踏み出した体はテコの原理でポーンと斜面に
投げ出された。
あーと言う声を出す暇もなく、迫ってくる大岩の上をポン、ポンと跳ねながら落ちて
大きな松の木? の根本にぶつかって止まった。血相を変えた父親がすごい
スピードで斜面を駆け下りるのをぼーっと眺めていた。
結局、標高差で300mくらいを数分で落ちちゃった? 訳なんだけど、
全身のどこにも怪我が無くて、けっこうな勢いで樹にぶつかったのに打ち身すら
無かった。もちろん捻挫も。残りは普通に歩いて下って帰った。
子供は体が柔らかいって言うけど、それで済む話じゃないような気がする。
いまでもあの時の滑るように岩を跳んでいく感覚は忘れない。怖いと言うより
ワクワクしていた。