仲良く飛ぶ蛍
おお!こんなところで
この名前を聞くことになるとは!
良いよね。俺も大好きだよ!
これだけでは何なので俺も一つ。
三年前の夏休み友達とバイクで山へ行ったときの話
バイトが終わって時刻は深夜一時、ふと走りたくなった。
気の合うバイト仲間に「これからどっか行こっか?」と一言
「いいよ」と即答。「どこ行く?」「あそこの山出るらしいよ」
「熱いな」
で行くことになった。
2人でガンガン飛ばして、着いたのは二時。
「熱い時間だな」と二人で話しながら
山道を適当に走って帰ろっかという予定になった。
夜の山道は夏にも関わらずとてもさわやかで涼しくて気持ちよくて
出るとかなんとかっつうのはどうでも良くなっていた。
ふと道沿いに蛍が見えた。うおー蛍だーと思って友達に一言かけてバイクを停めた。
と思って
近くに寄った。
良く見ると本当にたくさんの蛍が居た。二匹づつ仲良く平行に飛んで。。
お盛んだお盛んだwと二人で笑ってその幻想的な光景に見とれていた。
しばらくしてちょっと変だなと思い出した。
全ての二匹づつの平行な状態が全く途切れない
寄りもせず離れもせず
只一定の距離を保って・・・
そしてそれは徐々に近づいてきている。
「もう解ってるよな。」
友達か呟いた・・・
「逃げよう、有り得ない。あれ全部・・・
何人分だ・・・」
急いで逃げました。熱くもなんとも無かったです。