虹色に光る玉
2017/04/04
ありがとうございまつ。
お土産に寝る前にいくつか。
祖母がまだうら若い乙女だった頃、山の上のほうにある畑に仕事をしにい
った時の話。
夕暮れ時の帰り道、谷川沿いの道を通って山から降りてくると、
谷川の上からとんでもなく大きな岩がぶつかり合うような音が聞
こえてきたそうです。
なんだと思って上流を見ると、人が手を広げたよりも大きな
虹色に光る玉が谷川をごろごろと転がってきたそうです。
それはそれは綺麗なもので、祖母は怖いのも忘れて
見えなくなるまで、ずっと見ていたそうです。
集落の人いわく、
「UFOとかなんとかさわいどるけど、あんなもんは昔から
いくらでもおる」
・夜中に厠に起きて外に出ると、昼間のように明るい。
わけもわからずボーっとしていると、大きな光の玉が西の山の向こうから
から東の山の向こうへと飛び去っていった。
・山の上で光の玉がとまってうろうろしてた。
・でっかい米みたいな形の光の玉が家の屋根の上にいたから鉄砲でうったら逃げた。
「そうゆうのはいったいなんなんだろ?宇宙人?」と
聞くと、集落の人は口をそろえて
「たぬきか狐じゃ。宇宙人なんかおらん。」と言いました。
ほとんどなのでつが、まだいくつかあるので、それもまたの機会に披露
させていただきまつ。
ちなみに、112、115は大正末期~昭和初期の話で、
116の話は昭和初期~昭和30年代の話だそうでつ。
おやすみなさい ノシ
どーも、集落の人らにとっては宇宙人は絵空事で、タヌキとか狐とかは
リアリティのある現実だったみたいでつ。
そこらへんの感覚はわしにもわからんでつ、はい。
獣に化かされた話をば。
集落の某とゆう人が別の集落に出かけたときの話。
朝、別の集落に向かう途中で、同じ集落の○○とゆう人を見かけた。
草むらの中をうろうろうろうろとしているようで、それを見た某さんは
その人が山菜をとってるのだと思い、「ずっとうろうろしとるとこ見ると、
ありゃあかなり生えるンやな」と思いつつ通り過ぎたそうです。
夕方、同じ場所を通ると、○○さんが同じ場所をうろうろしている。
「朝も来て夕方もとりに来るとは、どんなもんなんじゃ」と思い
近づいて声をかけると、○○さんは
「ああ、よかった、道に迷ってこまっとったんじゃ」と言い、
朝からずっと迷ったきりで困ってたと話たそうです。
その場所は道から20mも離れてない開けた場所で、
迷うわけのない場所。そのことを指摘すると、○○さんは
正気に戻り、「なんでわしはこんなところにおるんじゃ?」と
不思議がったそうです。
○○さんは猟師をやっていた方で、その日も別の集落の人と
狩りに行くつもりで出かけたとのこと。
「○○は腕のいい猟師やったから、狐かタヌキがひきとめ
ようとしたんじゃなかろうか」と集落の人たちは話したそうです。
出典:http://hobby5.2ch.net/occult/kako/1084/10843/1084366168.html