山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

オゲ

   

707じゃみる・にーと ◆3lKB4Bly.k :03/11/19 17:20
>>690
俺の地元には俺がガキの頃まで(幼稚園に入る前頃)
「オゲ」とよばれる人たちがいたよ。
最近でも居るとは思うんだけど、あんまり見かけない。
俺んちは結構有名な山寺でお遍路さんが巡礼に来る様な寺なんだけど、
オゲって人たちは道に迷ったお遍路さんを助けたり、
疲れたお遍路さんの荷物を持ってあげたり
檀家さん家に行ってお経を読んで、代わりに食べ物をもらったり、
ウチの寺にやってきて寺の掃除をしてくれたり、
木工細工や竹細工を持ってきて
米や干物と交換してもらうといった人たちが結構居た。

ウチの地方じゃあ身なりの汚い人のことを「オゲような人」といったり
お人よしな奴に親しみをこめて軽く蔑む場合に「お前はオゲか」とかいっていた。
このオゲって連中はウチの山や神社の山なんかに住んでた人たちで山伏みたいな人たちだった。
普通の仕事や学校には行っていないようだったし、親もそんなふうに教えてくれた。
乞食や山伏のような変わった人たちだと覚えている。
ガキの頃の俺は山道の掃除にきていたオゲのオッサン達に気に入られていて
坊ちゃん、坊ちゃんと言われて可愛がられていたらしい。
3,4歳の頃の事なんで詳しくは覚えてないが、母に聞くと「あんたより年上のオゲの子供達もいて、よく遊んで貰ってたよ。」
とのことらしいが、俺にはサッパリだ。昭和50年代の話だ。

俺が抱いた山の女の格好は髪はサラサラしたストレートヘアで背中まであった。
顔は目鼻立ちがはっきりしていて色黒だった。
服装は秋だったはずなのに薄着で、綿の長袖シャツ?と普通のジーンズだった。靴は脱いでいたと思う。はだしだった。
棚田跡で体育坐りでゴロゴロしていた。下着は普通の下着をつけていた。
俺が声をかけたら逃げるかとも思ったが立ち上がって俺に凭れ掛かかってきたんだ。
とにかく、凄いいい匂いがして(鼻の奥の、脳まで響くような甘い匂いだった)
異常に興奮したのを覚えている。今でもその匂いだけははっきりと覚えているよ。

あの女はオゲだったのか、なんだったのかよくわからないが、とにかく不思議な初体験ではあったな。

708じゃみる・にーと ◆3lKB4Bly.k :03/11/19 17:28
オゲの人達が最後にウチにきたのは俺が中学校の頃だったな。
俺が小学校にあがる頃にはたまにしか来なくなり、高学年になった頃には
殆ど見なくなっていた。

ウチの寺がお遍路さんを増やそうと観光バスでも来られるように
山道の一部をアスファルトで舗装しはじめた頃か?
この頃から自衛隊の人がよく来るようになったな。

俺が女になった道は舗装されていないほうの道で曲がりくねって傾斜もキツイので
基本的に寺の関係者しか使えない道だ。私道ってやつだな。
こちの道を降りないと市内に出られないので、俺は毎日この道を使って登下校してたわけだ。
高校三年間殆ど休まずに、毎日通ったが、結局あの山の女には二度と会えなかったな。

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