猫嶽山に修行へ行った
2015/09/07
私がまだ幼稚園にも行ってない頃。
母の入院で九州の祖父母の家に預けられた。
その家には野良猫が遊びに来ていていつもその猫と遊んでいました。
ある日、猫がぱったりと姿を見せなくなり「猫がいない」と泣いていると祖父が
「猫は猫嶽山に修行に行ったんだ」
「猫は歳を取ると猫マタになるために猫嶽山に行って修行をする」
「修行が終わると尻尾がふたまたになって耳が切れて帰ってくる」って。
他にMさんから聞いた話で思い出した事がありました。
◆ 耳の切れ目は小さな三角で硬券切符に入ったハサミの形によく似ていた。
◆ 猫が猫獄に出掛けて数日後、近隣の町の人から
「写真屋さんの猫がわき見もせずにまっすぐどこかを目指して歩いていた。」
(Mさんのお母さんの実家は写真屋)と言われた事が何回かあった。
あと、猫関係話では
Mさんの祖母が亡くなったとき、「死人の側に猫を置くと死人の魂が入る」と言われ
Mさんはいっしょに住んでいた従姉妹といっしょに猫を全部捕まえて親戚の家に預けに行った。
と、いうのもありました。
年内にMさんが来るようなので、また話を聞いておきます。
父は「猫は根子岳に修行に行くから、突然居なくなる」と言ってましたよ。
なぜかその父、あの険しい根子岳の姿が好きで、絵を集めてます。