山の掟
以前TVで見たんだけど、炭焼きって冬の間見知らぬ人たちとチームを組んで
山小屋にこもったりもするんだってね。
で、その山篭り生活には厳しく且つ不思議な掟があって、詳細は忘れたけど、
「人の後ろを横切らない」
とかね。
オカルチックな理由なんだろうなと想像してたけど。。
村の老人達は黙って首を振るって…
皆真相を知ってたわけ?
2.用便の際は斜面に向かって(山側を向いて)行う。
3.登山口で山に向かって一礼。山頂に立つとき頂は踏まない。
4.刃物は肌身離さず、寝るときも枕許に。
5.人の真後ろには立たない。真後ろから声をかけない。
6.山に入った後は互いに屋号や通り名で呼び、本名では呼ばない。
うわぁーおもしれー
昔子供の頃じいさんに言われた事と結構かぶってる(1.2.3.4)
他にも知ってたらヨロシコ!
「先頭がうつむいて歩いてる隊に向かって挨拶はしない。」
理由は教えてくんなかった、気になる。
勉強になりますた・・浪人時代に半年ほど丹沢の小屋で働いていました。
こんな理由ですか?(レスきぼん)
1→遭難時の非常用
2→転落防止&落石の発見
3→山ノ神に敬意
4→お守り&野生動物の護身(?
5→前の人の浮石転落などでで巻き込まれる&その発生防止
6→山ノ神に惹かれないように(?
あと、漏れのいた小屋の主人によればこんなのもありますた
・下着は必ず白。
・山中でものをなくしても絶対に探してはいけない。
>>144
その時点で幽霊なのかもしれません。
>1.弁当などの携行食は食べ尽くさない。(小屋や家に戻るまで、形式的にでもひと口は残しておく)
これには非常食としての意味はなく、おまじないの類らしい。
確かに、弁当箱にひと口だけ残しておいたら、陽気がよければ速攻で腐ってしまうしね。
>2.用便の際は斜面に向かって(山側を向いて)行う。
これも、落石避けなどの一見もっともらしい理由もあるようだが、
実は山の神は女性というのが一般的で、用便のときに
男性器を山に向けると神が喜ぶ、という説がある。
>3.登山口で山に向かって一礼。山頂に立つとき頂は踏まない。
これも山の神関連。
山への畏敬と感謝の念の発露、とか。
これも、有名なおまじない。魔除けですな。
ナタやマキリなどの大袈裟なものである必要はなく、
ビクトリノックスや卑語の守のような小さなナイフでも良いとのこと。
ボンナイフでも良いかどうかは、知らないけど。
>5.人の真後ろには立たない。真後ろから声をかけない。
これも、魔除けの類らしい。
物の怪は背後から現れるから、とか。
>6.山に入った後は互いに屋号や通り名で呼び、本名では呼ばない。
これも、魔除けと言霊信仰が混合したもののよう。
山で本名を口にすると、時に物の怪や山ノ神連れ去られてしまうのだとか。
1→山ノ神への(形式的な)供物
2→「穢れ」を山ノ神に与えない
4→魔除け(死人の枕元に刃物を置くのと一緒?)
5→山ノ神との混同を避ける
じゃないの? 3、6はその通りだと思ふけど。
>下着は必ず白。
「清浄な色」だからかねぇ。
>山中でものをなくしても絶対に探してはいけない。
山で失くなった物はもう山ノ神のものだからねぇ。
そもそも山ノ神が失くさせた(?)のかもしんないし。
>これも、魔除けと言霊信仰が混合したもののよう。
>山で本名を口にすると、時に物の怪や山ノ神に連れ去られてしまうのだとか。
アイヌ語(蝦夷語?)が残存するマタギの「山詞」なんかも、
おそらく(というか多分に)この類なんだろうね。
>>1.弁当などの携行食は食べ尽くさない。
これは、私の地方ではヒダルあるいはヒダル神につかれないようにというまじないです。
ヒダルは山の峠を越えるときにつかれやすいそうで、もしつかれても煮たり焼いたりして、
火を通した物を食べればなおるとかいいます。私の父もよく山にはいって仕事をしていまし
たが、べんとうは必ず一口分だけのこしていました。
>>6.山に入った後は互いに屋号や通り名で呼び、本名では呼ばない。
今はそうでもないかもしれないが、昔の原生林のような奥深い山にはいるときにはいわゆる
忌み言葉というものがあったようです。私の唯一知っているのは「猿」というのは忌み言葉で
そういうところでは「キムラ」というのだそうです。
しかしこの話題はオカ板より民俗板の方が(ry