殺気の塊
雷鳥さんの猟犬の話・・・怖すぎました。なんちゅうワンコや!
猟をやる人は拾い喰い・・いえ 採集生活をも得意としますので筍も
怖かったです。
感想だけかくのもなんですから、怖くない話を。
静岡の山中で鳥猟をしている時。
移動中に植林された杉林を突っ切ることになりました。
杉林って凄く暗いんです。個人的にはとっとと通過してしまいたいの
ですが。
途中、ナニカの雰囲気を感じました。斜め左から敵意?殺気?のような
気配が押し寄せてくるのです。
気のせいだ!と暫く足を止めてじっとしていても、収まるどころか、
どんどん気配が濃くなります。
持っている銃に二発の散弾を装填し、怖いのを押し殺してそっちに足を
向けました。(怖がりの癖して好奇心はありますw)
『だれかいますか?』と山の手入れしている人でないことを確認しながら
歩いていきますが・・・・返事はありません。安全を外しました。
(熊?猿?と思っていたのです)
気配は其処から出ている!と思われる場所が見えても、何も見えません。
(杉の梢近くの部位でした)
『エイクソ!何者だ?!』と思ったその瞬間 殺気の塊が押し寄せてきました。
思わず腰ダメでドドン!と2連射。
その直後 ガサガサ!ヅンッ!と見えないものが杉の枝を突き破って
落ちてきました!(落ちた音がした が正解ですか)
銃を折って薬莢をはじき出し、熊用の1粒弾を慌てて装填して駆け寄り
ましたが・・・・やっぱりなにもありません。
ゾゾーッとして弾を装填したまま慌てて其処から離れました。
雉用の3号弾を喰らったあのナニか・・・・いったいなんだったんでしょうね。