山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

コッフェル

   

779全裸隊 ◆CH99uyNUDE :03/04/20 18:23
>>776
笑点を見ている最中に・・・・うまいな。

さて、せっかくなので思い出した話を一つ。
暗くなってから炊事を始める事になった日、研がれた米が
ラジウス前に陣取る俺の所まで運ばれてきた。
コッフェルの蓋は閉じられ、すでに炊き上げるばかりになっている。

火にかけ、箸をコッフェルに当て、振動で炊け具合を確認。いつも通りだ。
しゃもじを手にして炊き上げた米をかきまぜようとした。これもいつも通り。
しゃもじを米に突き入れようとし、俺の手と視線が止まった。
いつも通りでないものがそこにある。

コオロギ(ウマオイだったか?)が炊き上がった米の真中で長々とうつぶせの
姿勢で寝転がっている。
夏の日、あまりの暑さに、すっかりだれ切っているという風情だが、
無論、彼(彼女?)が感じているのは夏の暑さどころの温度ではないだろう。
いや、すでに暑ささえ感じない、遠い彼岸へと渡っていたはずだ。
腹部は内容物が沸騰でもしているのか、破裂せんばかりに膨れ上がっており
迂闊に突付けば、今夜の食事に重大な影響を及ぼしかねない状況だった。

米を研ぎ、俺の所へ持ってきた下級生は自分のしでかしたミスにうろたえ、
その尋常ならざる死体を食わされるのではないかという恐怖心を露わにし、
団体装備として俺が担いでいた金属製のペグを、翌日は自分が担ぐ事を
即座に宣言するほどの誠意を示した。
彼は許され、事件は闇に葬られた。

だがしかし
今でも炊飯器の蓋を開けた瞬間、俺はついつい真中を凝視してしまう。

貴重な蛋白源なのに、それを捨てるなんて…

山の鉄の掟:獲ったモノは責任もって食え。

783全裸隊 ◆CH99uyNUDE :03/04/21 21:30
>>781&782
お説ごもっとも。

明らかなスレ違いを承知で書くが、一泊の山行で試してもらいたい
食い物がある。
一つは力(ちから)カレーうどん。
うどんを茹で、その湯でレトルトカレーと餅を茹でる。
うどんの上に切り餅を乗せ、カレーをぶっかける。
以上だ。
調理が簡便でそれなりに旨く、エネルギー補給にもなるとの観点から
俺が考案した。
まあ、他にも同じものを食ってる奴はいるかもしれんが。

いま一つはあぶら餅(自称)
多少多めの油を敷いたコッフェルで餅を焼く。
コッフェルの種類によっては、かなり焦げるのでその点は
了承されたい。
餅が柔らかくなったら、醤油をつけ、海苔で巻いて食う。
俺など、10個近く食ってしまう程の好物だが、不思議な事に
山以外の場所で食っても旨くも何ともない。

餅は「サ○ウの切り餅」等で充分だ。
一泊程度なら、餅などという重量のあるものでも大丈夫だろう。

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出典:http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1039622601/