山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

二人でかんぬきを抜いて扉を開けると

      2016/02/23

894: 本当にあった怖い名無し 2005/08/18(木) 18:15:54 ID:mDl/2gkt0
怖いかどうかは微妙ですが。

私は北関東の出身です。子供の頃、小学校の脇に細い坂道があって、そこを上っていくと古いお宮さんがありました。
そのお宮からして周囲に杉の木が密集していて、かなり不気味でしたが、更にその裏山へ入っていくと、
雑草の中に犬小屋くらいの大きさのレンガでできた祠らしきものがあり、鉄製の扉が付いていました。
いつもかんぬきが掛かっていて、開けると呪われるとか、祟りがあるという噂があったので、地元の子どもはあまり近寄りませんでした。
ある時、兄と二人で遊んでいた所、兄が急にあの家(と呼んでいた)を開けてみようと言い出しました。
私は嫌だったのですが、好奇心には勝てず、二人でかんぬきを抜いて扉を開けました。
中にはぎっしりと子供用の靴が詰まっていました。
ボロボロになったものから、比較的新しくて、アニメのキャラクターが描いてあるものから、きちんとした革靴まで。
数えてはいませんが、多分50足近くあったのではないでしょうか。
大人用の靴は一足も見当たりませんでした。
誰が何の為に集めたのかは知りませんが、とにかく不気味なものを感じ、すぐ扉を閉めて逃げました。
あれ以来、その山には登っていません。

コメントする

出典:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1121734649/