化け物がうろつく伝説
2015/09/20
ある州には、松林しか生えていない荒れ果てた山々があるそうだ。
大昔、白人の婦人が産み落とした化け物がうろついているという伝説があるらしい。
ガイドがこの地でキャンプした時に、遠くの松林の中で奇妙な物が見えたという。
光る球が何個も連なって、山谷を渡って行くのだ。
首を傾げている彼に先輩ガイドが教えてくれた。
正体がわかるほど近づいた者はいない。
過去にはいたらしいが、皆、夜の山に呑まれたように行方不明になっているという。
地元の住人の間では話題にすら上げられないのだと。
そこまで聞いて、彼はそれ以上関わらないことにしたのだという。
某州の松林の怪火というのは、あちらでは結構メジャーなネタらしいです。
F.P.ウィルソンという作家がこれを元ネタにした「荒地」って名前の
中篇ホラー小説を書いています。
この作品、ずばりクトゥルー物です。
「ラブクラフトの遺産」という作品集に収められていますので、
良かったら読んでみてください。
病める想像力全開で眩暈がします。(^^;)
>>747 「大昔、白人の女性が産み落とした」ってところが
白状しちゃいますと、この化け物ってジャージーデビルのことです。
山の怪談・・・というより都市伝説の部類かなぁ。
でも今でも目撃談が時々あるみたい・・・Xファイルでも取り上げてたし。
同じ地域だし、松林の怪火と何か関係あるのでしょうか。