山にまつわる怖い・不思議な話(山怖まとめ)

山の怖い話、不思議な話をまとめています。

一緒に登りたかった

   

某都立高校山岳部員時代の話

うちの顧問の先生は妻子持ちだ(ちっちゃい子2人)
そんな先生は心底山が好きなので
家族旅行なんか行ったときには凄いことになる

昼間家族と観光→夜早めに就寝→深夜起床→明け方1人で登山開始
→昼前に宿に帰り着く→また家族で観光…のくり返し

そのタイムスケジュールを聞いたとき、
家庭なんか持つもんじゃねぇなぁと高校生ながらに思ったもんだ

そんな先生が、ご友人の○○先生を山で亡くされてから初めて行った東北での家族旅行のお話

先生はそのときも例によって観光先の山を早朝登山しようとしていた
いつもどうり深夜に起きて、身支度を整えて、静まり返った宿を発った
車で登山口まで来るとそこでエンジンを切り、外が明るくなるのを待つことにした
室内灯を点け地図を広げる。真っ黒なフロントガラスに室内が映りこむ。
まったく静かな車内・・・・・と、そのとき
「ガチャ、バタン!!」
先生はとっさに振り向いた「誰かが入ってきた!?」
いや・・・誰もいない・・・が、確かに今、ドアを開けて・・・
だいたい、今どこのドアから音がした?車内を確認したがロックは全部掛かってる。
と、先生は思ったそうだ

「あぁ、○○先生、来てくれたんだ・・・・・一緒に登りたかったんだなぁ」
こうして先生は外が明るくなってから予定通り山を登ったそうだ。2人で。

乱文スマソ

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出典:http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/occult/1087736948/