地質調査
地質調査のため山中でボーリングを掘っている最中に地震があった。
足場がすべて崩れてしまうほどの激しい揺れだったが、
近くのダムに設置された地震計には何も記録されていなかった。
後日、破損したボーリングマシンを回収して調べたところ、
地中を掘り進んでいた先端の刃に、血で固まった毛が絡み付いていた。
遅くなりましたが、聞いた話さん、お久しぶりの乙です。
398の話を読んで思い出したのですが、地中を泳ぐ巨大獣の話がありました。
九州の方だったと思うのですが、山鯨というのだそうです。
普通は山鯨といえば猪のことですが、何でも猪とは別に地の中を掘り進む
大きな獣がいて、そいつのことも山鯨と呼んだのだとか。
おそらく関東等でいう大鯰と同類の怪でありましょう。
そいつみたいなヤツの背中を、運悪く打ち抜いたのかもしれませんね。
インドなどにも、地中を泳ぐ巨大な魚の言い伝えがあるそうです。
樹木の根っこを食べているということで、急に枯れた大木があったら、
まずこの魚にやられたと考えるのだそうで。
似たような話が世界各地にあるのも、考えると面白いですね。