兎の腹鼓
663 :本当にあった怖い名無し:04/08/16 23:37 ID:UqyUji7i
江戸時代の随筆「譚海(たんかい)」に載ってた話。
伊豆国、新左衛門村の山中に三社明神がまつられている。
その土地の者が参詣した帰りみち、なにやら音が聞こえてくる。
担いでいた挟み箱に響くほどの鳴り音で、ふしぎに思った彼は
音のするあたりをうかがった。
そこには数十疋の兎が集まっており、皆々立ち上がり
両手で自分の腹を打っている。皆いちどに揃えて打つがために
大きな鳴り音となっていたのだった。
・・・・・・、体験談でもなく聞いた話でもないのですが、
「兎の腹鼓」にグッときたもので。ご勘弁下さい。